日次レポート対象期間: 2026年9月16日·公開: 2026-09-17·研究・知見トップへ
都道府県別の出没件数2026年9月16日
宮城県
23
北海道
16
青森県
11
福島県
10
栃木県
7
秋田県
4
長野県
4
東京都
3

ほか 8 県で計 15 件

期間内の合計 93 件(KumaWatch 収集データに基づく集計・単位: 件)

概要および主要事案の分析

本報告は2026年9月16日に収集されたクマ関連データ(総件数93件)を対象に、その空間分布および出没特性を整理・分析したものである。人身被害キーワードに合致する事案は0件であったが、都市部キーワード一致が12件、捕獲・銃猟キーワード一致が1件記録されている。特に今期は、駅周辺や学校近隣、市街地住宅街といった人間活動の稠密なエリアへの進入が複数地点で確認された。

特筆すべき事案として、宮城県涌谷町の上涌谷駅付近におけるJR駅近傍での目撃(※1、※4)、美里町の住宅街路上での目撃(※2)、仙台市太白区の住宅地での目撃(※3)、大崎市の住宅街で相次いだ目撃(※5)が挙げられる。また、秋田県仙北市では角館小学校付近の立木上にクマが留まる事案が報告された(※10)。さらに岩手県盛岡市では旧県営野球場敷地内への侵入(※37)、東京都八王子市では著名な観光・自然公園である高尾山の登山道での目撃(※23)など、公共施設や都市近郊利用区域における危険事案が顕在化している。捕獲に関しては、三重県大紀町大内山の集落際において許可捕獲が1件実施されている。

都道府県報告件数主要出没自治体出没環境の特徴
宮城県23件涌谷町、美里町、仙台市太白区、大崎市JR駅周辺、市街地住宅街、幹線道路沿道
北海道16件中富良野町、滝上町、愛別町、仁木町農地境界、戸建て住宅周辺、山林隣接居住区
青森県11件五戸町、深浦町、三沢市、むつ市、横浜町海岸沿い集落、農村地域、山林際
福島県10件郡山市、いわき市住宅地、通勤・通学路(自転車走行時目撃含む)
栃木県7件佐野市、那須塩原市山間部集落、渓流沿い、農地
秋田県4件仙北市、にかほ市小学校至近立木、集落周辺
長野県4件富士見町、軽井沢町別荘地・住宅裏手、観光地周辺
東京都3件八王子市、日の出町登山道(高尾山)、山林隣接居住区

地域別出没動向

東北地方

東北地方は本日の総件数の大半を占める最大の多発地域であった。宮城県では23件が集中し、県北から仙台都市圏にかけて平野部および生活圏への進出が顕著である。涌谷町ではJR上涌谷駅付近で目撃され(※1、※4)、美里町や大崎市でも住宅地内での目撃が相次いでいる(※2、※5)。仙台市太白区の住宅地でも1頭が目撃された(※3)。

青森県(11件)では、五戸町手倉橋(※24)、深浦町横磯(※25)、三沢市(※26)、むつ市関根(※27)、横浜町吹越(※28)など、下北・津軽・南部地方の沿岸部から平地にかけて広範な出没および痕跡が記録された。福島県(10件)では郡山市の日和田町八丁目深谷(※13、※16)や自転車走行中の目撃事案(※15)、いわき市平薄磯(※14、※17)など、日常生活圏に直結する環境での報告が目立つ。秋田県(4件)では仙北市角館町で小学校至近の木にクマが登っている事案(※10)や集落内での出没(※29、※30)、にかほ市金浦堀切での目撃(※31)があった。岩手県でも盛岡市の旧県営野球場(※37)や滝沢市鵜飼地区(※36)で侵入が確認されている。

北海道

北海道では計16件が記録された。中富良野町(※6)、滝上町(※7)、愛別町(※8、※9)、仁木町(※8)において、いずれも単体(1頭)が一般住宅のすぐ近傍まで接近する事案が多発している。農地と山林の境界線から住宅敷地内への接近動線が形成されており、地域住民との偶発的遭遇リスクが高い状態が継続している。

関東地方

栃木県では7件が計上され、佐野市作原町(※19)や那須塩原市関谷(※20)などで出没が確認された。佐野市では体長約1mの個体が目撃されている(※18)。東京都では3件が記録され、八王子市の高尾山登山道において登山客等の利用動線上で出没情報が寄せられたほか(※23)、西多摩郡日の出町平井でも出没の可能性が報告されている(※22)。レクリエーションエリアや丘陵地住宅境界における警戒が必要な状況である。

中部地方

長野県(4件)では、富士見町の住宅裏手(※11)や富士見地区(※33、※34)、軽井沢町の市街・別荘地周辺(※32)で出没が確認された。山梨県では富士河口湖町船津(※32)および北杜市の八ヶ岳自然の家敷地内(※33)で目撃された。富山県(2件)では小矢部市高木においてフンとみられる出没痕跡が確認されている(※18、※39)。福井県では小浜市和多田(塩瀬)にて早朝05:20に幼獣1頭が目撃された(※42)。

近畿・中国地方

近畿地方では、三重県大紀町において大内山集落際での許可捕獲(※12)および金輪集落際での目視(※40)が報告された。京都府では綾部市内久井町大松(※38)での出没に加え、京都市西京区大枝北沓掛町(※39)の都市近郊住宅エリアで出没の可能性が通報されている。中国地方では、山口県岩国市美和町(黒沢・北中山)での痕跡・出没(※34、※35)、島根県大田市三瓶町志学のワイナリー西側登山道において体長約160cmの大型個体1頭が目撃されている(※21、※41)。

リスク評価

本日のデータ分析に基づき、以下の3つの観点から出没リスクを評価する。

  • 季節要因と行動圏拡大: 9月中旬の段階において、成獣・幼獣を問わず行動域が拡大傾向にあり、早朝から夕刻にかけての活動が平野部や生活圏周辺で顕在化している。
  • 餌資源環境と誘引要因: 自然林境界から農地、さらには果樹園や観光施設(ワイナリー周辺、自然の家等)、家庭菜園を含む集落際・住宅街裏手への誘引が各地で見られる。
  • 人口圏・都市機能への接近度: 宮城県のJR駅至近や住宅街路上、秋田県の小学校敷地隣接木、岩手県の旧野球場、東京都の高尾山登山道など、日常的に人間が利用するインフラへの侵入が多数記録されており、人身事故発生の潜在的危険度は極めて高い水準にある。

人身被害自体は本日時点では0件に抑えられているものの、市街地や住宅密集地における突発的遭遇の危険性が高まっているため、自治体による警戒広報と侵入経路のモニタリング強化が急務である。

参考文献

  1. JR上涌谷駅付近でクマ目撃 — news
  2. 住宅街の路上でクマ目撃 — news
  3. 太白区の住宅地でクマ1頭目撃 — news
  4. JR上涌谷駅付近でクマ目撃 — news
  5. 住宅街でクマ目撃相次ぐ — news
  6. 住宅付近でクマ目撃 — news
  7. 住宅付近でクマ目撃 — news
  8. 住宅付近でヒグマ1頭目撃 — news
  9. 住宅付近でヒグマ1頭目撃 — news
  10. 学校付近の木にクマ — news
  11. 住宅裏手でクマ目撃 — news
  12. クマ出没(郡山市日和田町八丁目深谷) — news
  13. クマ出没の可能性(いわき市平薄磯北ノ作) — news
  14. 自転車走行中にクマ目撃 — news
  15. クマ目撃情報(郡山市日和田町) — news
  16. クマ目撃情報(いわき市平薄磯) — news
  17. クマ出没痕跡(小矢部市高木) — news
  18. 体長約1mのクマ出没(佐野市) — news
  19. クマ出没(佐野市作原町) — news
  20. クマ出没(那須塩原市関谷) — news
  21. クマ出没の可能性(大田市三瓶町志学) — news
  22. クマ出没の可能性(日の出町平井) — news
  23. 高尾山の登山道にクマ出没 — news
  24. クマ出没(五戸町手倉橋) — news
  25. クマ出没(深浦町横磯) — news
  26. クマ出没(三沢市三沢) — news
  27. クマ出没(むつ市関根) — news
  28. 吹越でクマ出没の痕跡(横浜町) — news
  29. クマ出没(仙北市角館町西野川原) — news
  30. クマ出没(仙北市角館町雲然荒屋敷) — news

監修・編集
執筆
AI(大規模言語モデル)による情報集約
監修
獣医工学ラボ(リサーチコーディネート株式会社)
対象期間
2026年9月16日
公開日
2026-09-17
最終更新
2026-09-17
データ範囲
KumaWatch sightings.json (内部集計データのみ)

本記事は、KumaWatch が収集した出没データを LLM が分析・文章化した内容を、獣医工学ラボの獣医師が確認・編集の上で公開しています。事実関係に誤りを発見された場合は contact@research-coordinate.co.jp までご連絡ください。