日次レポート対象期間: 2026年8月23日·公開: 2026-08-24·研究・知見トップへ
都道府県別の出没件数2026年8月23日
福島県
19
北海道
13
島根県
6
秋田県
6
宮城県
5
青森県
5
富山県
4
栃木県
3

ほか 9 県で計 14

期間内の合計 75 件(KumaWatch 収集データに基づく集計・単位: 件)

2026年8月23日、KumaWatchが収集した国内のクマ出没関連情報は、報道および自治体情報源を合わせて75件に達した。都道府県別では福島県が19件と最も多く、次いで北海道が13件、島根県と秋田県が各6件であった。ソースの内訳は報道由来が60件と大半を占めている。当日は人身被害、都市部中心部への出没、捕獲や銃猟といった特筆すべき重大事案の報告はなかった。しかし、出没地点は山林に留まらず、国道沿いや田畑など人間の生活圏に近接した場所が多く含まれており、偶発的な遭遇事故につながる潜在的なリスクは依然として高い状態にあると分析される。

地域別出没動向

当日の出没情報を地域ブロック別に分析すると、東北地方での報告が突出して多い一方、全国的に散発的な出没が確認された。

北海道

北海道では13件の出没情報が報告された。浜頓別町宇曽丹(※13)、中川町大富(※16)、森町濁川(※17)など広範囲で確認されている。特に、小樽市では国道を横断する個体が目撃されており(※14)、交通量の多い幹線道路にも出没している実態がうかがえる。また、月形町札比内では出没の痕跡が発見されるなど(※15)、直接的な目撃以外にもクマの活動が活発であることが示唆される。内陸部から沿岸部まで多様な環境で確認されており、全域で注意が必要である。

東北地方

全国で最も出没報告が集中した地域であり、福島県を中心に活発な活動が確認された。

  • 福島県(19件): 全国最多の報告数となった。特に北塩原村では「国道わきにたたずむクマ」との目撃情報が複数寄せられている(※1、※4)。このほか、柳津町飯谷新田丙(※2)、喜多方市熱塩加納町(※5)など県内各地で出没が確認されており、福島市荒井地蔵原丙では出没の痕跡も発見されている(※3)。会津地方や中通り北部での報告が目立つ。
  • 秋田県(6件): 男鹿市脇本浦田鯖ノ沢(※25)や同市払戸小堤下千間(※28)、横手市大森町大中島(※29)など、沿岸部から内陸部まで広く分布している。大潟村方上(※26)や小坂町上向(※27)でも出没が報告された。
  • 宮城県(5件): 仙台市青葉区芋沢横前(※18)や大和町吉田西風(※19)で出没。大衡村では「田んぼを走るクマ1頭」が目撃されており(※20、※22)、農地への接近が懸念される事案が発生している。同村奥田奥田東でも出没情報があった(※21)。
  • 青森県(5件): 十和田市奥瀬では宇樽部付近での目撃情報を含め複数報告されている(※35、※37)。西目屋村川原平(※36)、横浜町上イタヤノ木(※38)、五戸町上市川(※39)でも確認された。
  • 岩手県(2件): 花巻市横志田6地割(※30)、久慈市長内町第17地割(※31)で出没が報告された。
  • 山形県(1件): 鶴岡市湯温海で出没情報があった(※44)。

関東地方

栃木県、群馬県、東京都の山間部で出没が報告された。群馬県嬬恋村では「親1頭、子2頭」の親子グマが目撃されている(※46)。母グマは子を守るために非常に攻撃的になる可能性があり、特に警戒を要する事案である。栃木県では鹿沼市下粕尾(※8)や那須町高久乙(※9)で、東京都では奥多摩町原(※32)で出没の可能性が報告されている。

中部地方

富山県、長野県、福井県、岐阜県から報告があった。富山県では高岡市福岡町五位(※6、※48)、南砺市人母(※7)での出没可能性が報告されたほか、立山町室堂の奥大日岳では子グマが目撃されており(※47)、登山シーズン中の注意喚起が重要となる。長野県では軽井沢町発地(※40)や長野市北郷(※42)、伊那市西春近(※41)など、別荘地や市街地に近いエリアでの報告も含まれる。福井県では南越前町の赤萩(※23)と今庄(※24)で、岐阜県では郡上市八幡町安久田で出没が報告されている(※45)。

近畿・中国地方

兵庫県、島根県、山口県で散発的な出没が確認された。島根県では益田市東町(※10、※50)や浜田市旭町(※11、※12、※51)で複数の報告があり、浜田市では幼獣の目撃情報も含まれる。兵庫県では西脇市黒田庄町門柳(※33)と佐用町弦谷(※34)で、山口県では萩市上田万の県道でクマが目撃されている(※43)。

リスク評価

当日の出没状況を総合的に評価すると、以下の点が指摘できる。

  • 季節的要因: 8月下旬は、秋の大量採食期(ハイパーファギア)を前にクマの活動が徐々に活発化する時期にあたる。冬眠に備えて栄養を蓄えるため、餌を求めて行動範囲が広がる。今回の多発もこの季節的活動の活発化が背景にあると考えられる。
  • 餌資源との関連: 人里近くでの目撃が多発している背景には、中山間地域における自然の餌資源の不足、あるいは人里の柿や栗などの果樹、農作物への誘引が考えられる。特に宮城県大衡村の田んぼでの目撃例は、農作物被害への警戒を強める必要があることを示唆している。
  • 人口圏への接近度: 全体として、山林奥深くよりも国道、県道、田んぼ、集落付近といった人間の生活圏に隣接、あるいは重複する場所での目撃・痕跡情報が多数を占めた。福島県北塩原村の国道脇、群馬県嬬恋村の道路付近での親子グマ目撃などはその典型例である。人身被害の報告はなかったものの、レジャーや農作業、車両での通行中など、市民生活の様々な場面で偶発的な遭遇が発生するリスクは全国的に高まっていると評価できる。地域住民はもとより、当該地域への訪問者も一層の注意が必要である。

参考文献

  1. 福島県北塩原村におけるクマの出没
  2. 福島県柳津町におけるクマの出没
  3. 福島県福島市におけるクマの痕跡発見
  4. 福島県北塩原村におけるクマの出没
  5. 福島県喜多方市におけるクマの出没
  6. 富山県高岡市におけるクマ出没の可能性
  7. 富山県南砺市におけるクマ出没の可能性
  8. 栃木県鹿沼市におけるクマの出没
  9. 栃木県那須町におけるクマの出没
  10. 島根県益田市におけるクマの出没
  11. 島根県浜田市におけるクマの出没
  12. 島根県浜田市におけるクマの出没
  13. 北海道浜頓別町におけるクマの出没
  14. 北海道小樽市におけるクマの出没
  15. 北海道月形町におけるクマの痕跡発見
  16. 北海道中川町におけるクマの出没
  17. 北海道森町におけるクマの出没
  18. 宮城県仙台市におけるクマの出没
  19. 宮城県大和町におけるクマの出没
  20. 宮城県大衡村におけるクマの出没
  21. 宮城県大衡村におけるクマの出没
  22. 宮城県大衡村におけるクマの出没
  23. 福井県南越前町におけるクマの出没
  24. 福井県南越前町におけるクマの出没
  25. 秋田県男鹿市におけるクマの出没
  26. 秋田県大潟村におけるクマの出没
  27. 秋田県小坂町におけるクマの出没
  28. 秋田県男鹿市におけるクマの出没
  29. 秋田県横手市におけるクマの出没
  30. 岩手県花巻市におけるクマの出没

監修・編集
執筆
AI(大規模言語モデル)による情報集約
監修
獣医工学ラボ(リサーチコーディネート株式会社)
対象期間
2026年8月23日
公開日
2026-08-24
最終更新
2026-08-24
データ範囲
KumaWatch sightings.json (内部集計データのみ)

本記事は、KumaWatch が収集した出没データを LLM が分析・文章化した内容を、獣医工学ラボの獣医師が確認・編集の上で公開しています。事実関係に誤りを発見された場合は contact@research-coordinate.co.jp までご連絡ください。